自分でできる呪い

特別な能力と技術を活かし生業としている呪術師や魔術師の中には呪いは自分でできるようなものではないという意見の方々もいらっしゃいますが、wiccaの立場から見ればそれは真実ではありません。確かに知識、技術そして経験を要求される呪いの方が多いかもしれません。しかしこのブログでも何度か述べているように願望を叶えたい、呪いたいというは気持ちは人間としてごく自然な感情であり、その感情を外に働きかけることさえできれば、呪いは自分で実行できるものなのです。

grantのサイトでも自分でできる呪いを紹介しています。道具や呪文、呪いの目的や方法などが明記してありますが、それらはあくまでも表面的なことです。いくら表面的に完ぺきな儀式が出来たとしても、術師に潜在する超自然的エネルギーが超自然的存在そのものとバランスの取れた繋がりが持てなければ、なかなか呪いを実感することは難しいかもしれません。

自分でできる呪い、その前に静かな時間を持ち、心を落ち着かせ挑んでください。はじめのうちは表面的に模倣するだけでも良いでしょう。そのうち、必ず自分の中に存在する力を感じ取ることができるようになります。ただしその自分でできる呪いが模倣である時点では指定された道具や呪文、方法などには従ってください。そして確実に手順に従い確実に儀式を終わらせてください。あなたの力はあなたに分からないだけで、実際には作用してしまっていることが多々あります。

wiccaには共通に持つルールがあり、そのルールを守っている限り、個人の主義や方法には寛大でそれぞれの呪いの在り方を受け入れます。自分で呪いをかけてみたい、という方々も自分のスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか?

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