呪いの現場の立ち会い

先日、「呪いをかけているところに立ち会いたい」というメールが依頼者様から届きました。こちらに似た問い合わせは過去何回かお受けしたことがありますが、今回はスタッフ一同違和感を覚えた問い合わせでザワつきました。これから依頼をしようと考えられている方への情報として今回は「呪いの現場の立ち会い」について少し書いてみようと考えました。

まず第一になぜスタッフが違和感を覚えたかということです。この手の問合せは依頼をされる前に受けることがほとんどですが、この場合はもうすでに依頼をされていて、魔女たちは何カ月も呪いの再実施を行ってきたわけです。この時点になり「本当に呪いをかけているのか、見てみないとわからないでしょう?呪いの現場に立ち会わせて」というかなり高ぶった気持ちでメールが送られてきました。信頼関係の下、呪いの施術をしている魔女にとって衝撃的な言葉ではありましたが、それ以上にその方の気魂に負のエネルギーが漂いつつあることを感じると担当魔女は言います。その存在を意識しながら、本来の目的達成のための呪いを続けるようになるのですが、その負のエネルギーは魔女が扱うべきものではなく、その方自身が挑み払いのけていくことが必要です。

呪いの現場に立ち会い、いったいどうやって身を守るつもりなのかと魔女は怒りを隠しませんでした。呪いを行うには日々修練し、呪いの現場では身を守るため、どれだけ細心の注意を払っていると思うのか。魔女が呪いの現場に一般の方の立ち会いを許すことなど考えられません。

また呪いの現場立ち会い以外にも、呪いの具体的な方法など、お答えできないことがあります。そういったことが迷いや不信の気持ちを引き起こすのであれば依頼は控えてください。迷いや不信の気持ちが残るまま魔術を施術しても魔女にとっても依頼者様にとっても良いことは何もありません。依頼をされるならばどうか確固たる決意を持って依頼してください。

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